
戦争で混乱していた国で育ったサディクは、いつしか漫画のようなヒーローになることを夢見ていました。
弱いものを助けるには、体を大きくしないといけないと考え、次第にトレーニングに夢中になっていきます。
いつしかコンテストに出場し始め、業界トップレベルのフィジーカーにまで上り詰めたサディク。
また、インフルエンサーとしても活躍し、彼のインスタグラムは230万のフォロワーがいます。
今回は、現在フィジーカーを代表するサディクについて紹介していきます。
目次
プロフィール
本名 | サディク・ハゾビック(Sadik Hadzovic) |
---|---|
職業 | IFBBプロフィジーカー / フィットネスモデル |
出身 | ボスニア・ヘルツェゴビナ |
生年月日 | 1987年6月8日 |
身長 | 180cm |
体重 | オン:83.9kg オフ:88.5kg |

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主な戦績
2012 NPC Metropolitan Championships | 1位 |
2012 NPC Junior National Championships | 1位 |
2012 IFBB Valenti Gold Cup Pro | 1位 |
2013 IFBB New York Pro | 1位 |
2014 IFBB PBW Tampa Pro | 1位 |
2015 IFBB Arnold Sports Festival | 1位 |
生い立ち
年少期

ボスニア・ヘルツェゴビナで生まれたサディクは過去な子供時代を過ごしていました。彼の家族はより良い生活を求め、難民としてアメリカに移り住むことになりました。
サディクは小さいころから漫画に出てくるようなスーパーヒーローになりたいと思っていました。ジムに通い始め、ウェイトトレーニングを行いました。
トレーニングをするにつれて自信が高まり、次第にのめりこんでいきました。
最初の間違い
必死にトレーニングをしても、大きくならないことに疑問を持ち、どこが間違っているのかを分析し、トレーニングや栄養に関する勉強をし始めました。
サディクは1日に摂取してるカロリーが2000カロリーにすら達していないことに気づき、食事内容を改善しました。
プロへの決意と初めてのコンテスト

毎日激しいトレーニングを行う中で、当初のスーパーヒーローになるのではなく、プロのボディビルダーになることを目指しました。
初めてコンテストに出場したのは2011年NPC Eastern USA Championshipsでした。残念ながら優勝には届きませんでしたが、3位入賞という成績を残しました。
サディクはコンテストで多くのフィジーク選手と出会うことで刺激をもらい、モティベーションが上がり、さらにハードなトレーニングを行うようになります。
プロカード取得
サディクの才能は瞬く間に開花し、初めてのコンテストからわずか1年でプロカードを取得します。
まず、2012年NPC Metropolitan Championshipsで初優勝をすると、同年NPC Junior National Championshipsでも連勝した結果、プロカードを授与されました。
サディクはわずか25歳でした。
IFBB Pro

プロ初戦の2012年IFBB Greater Gulf States Proでは準優勝。
そして、2013年Mr. Olympiaに出場し、4位入賞。2014年同大会では準優勝を成し遂げました。
現在、サディクはメンズフィジーク部門からクラシックフィジーク部門へ転向しています。
サディクはプロ選手としての功績だけでなく、インフルエンサーとしても活躍しています。インスタでのフォロワーは230万人を超え、オンラインサロンを実施するなど、ビジネスの側面でも成功をしている選手です。
今後彼の人気はさらに上昇していくでしょう。
食事

サディクの食事は特徴的で「パレオダイエット」を意識しています。
パレオダイエット
旧石器時代食や原始人食といわれ、魚介類、鳥類、小動物、昆虫、卵、野菜、キノコなどの菌類、根菜、ナッツ類などを中心とし、穀物、豆類、乳製品、芋類、食塩、砂糖、加工油などを避けた食事です。
カロリーは2,500~2,750の間、炭水化物1に対してたんぱく質を2の割合で摂っています。
さらに、チートデイを重要視しており、この時には寿司やピザなども食べるようです。
食事メニュー(一例)
1食目 鶏肉(225g) or七面鳥or卵白10個 オートミール0.5カップ
2食目 赤身肉(225g) 白飯1カップ
3食目 魚(225g) 大きめのじゃがいも1個
4食目 プロテインシェイク
5食目 魚(225g) アスパラorブロッコリー
6食目 鶏肉(225g) or七面鳥or8~10個の卵白 アーモンドor卵黄
トレーニング

サディクは高重量で高回数のトレーニングが筋肥大には有効であると考えています。
さらにケガでもしない限り、毎日ジムに通うそうです。
そして、オフシーズン、オンシーズンという考え方はなくフィジーク選手、フィットネスモデルとして常にベストな状態が望ましいと考えています。
サディク語録
「オフシーズンだって?僕は365日常に最高のコンディションでいたいんだ。それが、フィットネスモデルであり、フィジーカーであるには、いつでも準備万端な身体でいないくてはいけないのさ」
「僕の一番の弱点は休日を作らないこと。ジムが好きでたまらない。ケガをしない限り365日ジムで過ごしてたいのさ」
サディクからの学び

サディクは私たちに夢を持つことの大切さを教えてくれました。
子供のときに過酷な境遇に合いながらも、スーパーヒーローを夢見て、必死にトレーニングしてきた結果、世界トップフィジーク選手まで上り詰めたのです。
そして、何よりトレーニングを「好き」になること。
サディクは毎日ジムに通いたいほどのモチベーションや情熱を常に持ち続けています。
それが皆さんのモチベーションにも繋がるのではないでしょうか。
メディア
- Homepage
https://sadikhadzovic.com

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