今回は、IFBB プロ クラシック フィジーカーで、インフルエンサーでもあるサディク・ハゾビックが、これからプロを目指す方々にメッセージを見つけたので、紹介します。

昔と違い今はYou Tubeやインターネットで簡単に最新のトレーニング方法を学ぶことができるようになりました。
しかし、情報が溢れすぎて、多くの人が情報に弄ばれているように思えます。
例えば、リーンな状態でバルクをしていたり、また情報だけ集めてトレーニングした気になったり、間違ったトレーニングをしている人が多々います。
まず、自分が言いたいのは、重量期には、出来るだけ大きくなれるか、カロリーを出来る限り摂り、いかに思い重量を扱うかです。

私は6年間毎日プロになろうとか思う前からジムに通い63kg〜108kgまで体重を増やしそこから83kgまで減量しコンテストに出ています。
増量期はいかに筋肉量を増やすことです。
最近の若い人は私みたいな選手を見て『サディクはいつも腹筋バキバキだ!』とか言いますが、それは真実ではないです。
リーンバルクという言葉もありますが効果的ではありません。
若い人たちに言いたいのですが最初は最低でも数年はいかに筋肉をつけるかに励むべきです。
高重量トレーニング、増量に慣れてください。
筋肉量が増えれば減量も楽になります。
去年のオリンピアでは112kgまで増やしそこから95kgまで落として仕上げました。
16kgの減量幅ですのでスタート時点では醜く太っていましたが、私のゴールはステージの上で勝つこと良く見せることです。
とにかくデカくなってください。

あとはこんな体になりたいというイメージを持つことも大事です。75キロとかの選手ではなくて100キロでバキバキの選手をイメージしてください。
若い人たちは、SNSで成功したいがために準備段階を踏まずにコンテストに出ようとしすぎです。
いいね!、フォロワー、リポストのためだけにやるのは間違ってます。

それだけのためにやるスポーツじゃありません。コンテストに出ることはストレスもものすごいですし、トレーニング〜減量からくる体の負担もすごいです。
また家族やパートナーとの関係にも関わってきます。SNSだけのためだけにやることは本当に間違えです、自分の内側からくるパッションや信念が必要です。

それ加えてトレーニングが心から好きでないといけません。私の場合24歳に最初のコンテストに出たのですがインスタはありましたが今ほど有名ではなかったです。
私にとってインスタはいい車、いい生活をもたらしてくれてますが、それは結果であって若い時に真剣になって追っていたものはオリンピアで勝ちたいという気持ちであって、いいね!やフォロワーを増やすためだけにやっていませんでした。
とにかく先ずは数年を犠牲にして大きくなってください。減量はそこからです。減量も最初から成功できるわけではありません。
SNSのためじゃなく自分のために自分のパッションをもってこの競技に励んでください。これが私からのアドバイスです。

最近ジムで若い人たちに声をかけられます。『僕はプロになりたいんです!』このような言葉に私はこう言います。

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『なぜ??』こう返すと、大抵『どういう意味? サディク選手のようになりたい!いい車に乗って、金持ちになりたい!!』と言ってきます。
この考えだと、ステージでトレーニングが心から好きな選手に滅多打ちにされることは間違えないし、あなたか望んでいる未来はないでしょう。

わたしはでかくなりたい!勝ちたいという思いでやっています。まずは自分のために競技を行ってください。有名になりたい。お金が欲しいは二の次です。
お互いに頑張りましょう。