2017年、突然この世を去ってしまったリッチ・ピアーナ。
巨大な体格と全身のタトゥーから、モンスターとの異名を持つリッチ。さらに起業家としても活躍し、「5% Nutrition」という自身のブランドを立ち上げました。
インフルエンサーとして、影響力を持っていた彼のSNSでの発信はセンセーショナルを起こしました。彼が世界中に発信していたのは、ボディビルダーの「生の姿」。
ステロイドやボディビル業界の闇、金銭など自身が直面した問題を赤裸々に語りました。
賞賛するファンが多い一方で、批判を乗り越えながら、私たちにボディビルダーとしての良い面、悪い面を伝えくれました。
今回は、インフルエンサーとして、ビジネスマンとして、そして選手としてのリッチを紹介していきます。
プロフィール
本名 | リッチ・ピアーナ(Rich Piana) |
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職業 | ボディビルダー、起業家、俳優 |
生年月日 | 1970年9月26日 |
出身 | USA カルフォルニア州グレンデール |
身長 | 185cm |
体重 | 124kg -143kg |

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バイオグラフィー
ボディビルダーとしてのリッチ
カルフォルニア州グレンデールで生まれ育ち、6歳のころにはボディビルディングに熱狂し、お母さんのトレーニングを見に行っていました。それと同時にビル・カンブラの影響を強く受けていました。
リッチはウエイト・リフティングを始め、15歳の頃にはボディビルダーのコンテストに出場し始めました。19歳になるときにはカリフォルニア州の大会を含み、アマチュア大会で優勝するようになっていました。
その後、20年にわたり選手として活躍し、「2009 NPC Sacramento Pro」や「2009 Border States Classic Championships」に優勝しました。
ビジネス
選手として引退した後、リッチは精力的にビジネスを行っていきます。
ボディビルディングのショーやテレビCMに出演したりと活躍は多岐に渡りました。
さらに、自身のブランド「5% Nutrition」というサプリメントを立ち上げ、You Tubeやインスタグラムで宣伝し、一気に大人気のブランドになりました。
この5%は、必死に夢を叶えようとしたり、こんな自分になりたいと思っている人は多いが、実際に行動しているのは、全体の5%しかいないという意味のようです。
その他に、アパレルブランドなども立上げ、彼のビジネスは長年にわたり大成功をします。
リッチはYou Tubeやインスタグラムでボディビルダーの世界では、タブーとされているステロイドについて赤裸々に語ったことで、一気に有名になりました。
ステロイドの使用について
リッチはステロイドについて公言することで、多くのファンが出来たとともに、批判される的にもなりました。
彼がステロイドを使い始めたのは18歳の頃のようです。
どうしても大会で勝つことが出来なかったために、使い始めたようです。
当時はステロイドに対する情報も乏しいため、サイクルや何も知らずに使用し続けていたようです。
しかし、長年使い続けていたリッチですが、You Tubeで今後のボディビルダーなどは自身の経験から決して自分と同じ道を歩まないでほしいと、ステロイドの使用を避けるように忠告しています。
リッチの死
2017年8月にリッチはなくなりました。自宅で散髪中に突然倒れ、昏睡状態に陥り、数日後、息を引き取りました。
直接的な死因は不明ですが、リッチの身体を解剖した際に、心臓や肝臓が成人男性の2倍近くもあったようで、ステロイドによる成長ホルモンの副作用だとも考えられています。
栄養
リッチは通常のボディビルダーのように毎日同じものを食べるようなスタイルは好みませんでした。選手を引退して以降は、計画的に計算しながらの食事ではなく、自分が望むものを食べていました。
しかし、何でも食べていたわけではなく、食材は慎重に選び、ヘルシーで栄養素の高い食品を食べていました。
リッチは、サプリメントよりも自然の食事を重要視していました。
「5% Nutrition」では、自然の食品をもとに商品を展開しています。
リッチからの学び
リッチは選手を引退してから、起業家として成功を収めました。
また、ボディビルの世界というものを、隠すことなく多くの人に伝えてくれました。
このスタイルには賛否両論ありましたが、リッチはあくまでも彼が正しいと思ったことをしたのだと思います。
彼の人生から学ぶのは、成功するために人と同じことをしなくてもいいということ。
誰に批判されようと、あなたの人生はあなたが決めるのだと。
もしかしたら、あなたの選んだ道は批判されることもあるかもしれませんが、批判に負けないでください。
これがリッチが人生を懸けて教えてくれたことだと思います。
リッチ、本当にありがとうございました!
リッチ語録
最近の選手はステロイドの摂取を安易に考えてしまう。トレーニングとステロイドを行うことが選手のトレーニングスタイルだと思っている。
近道はない。ボディビルダーになるには、厳しい道のりです。もし、トレーニングに耐えられないのであれば、違う道を進むべきだ。しかし、それを愛するようになったとき、自分がたどり着きたい場所へ行くことができるでしょう。

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