肉体の限界まで鍛えあげる競技のボディビル。日本人には不利だと言われている世界において、輝く日本人。
日本人初IFBBプロボディビルダー 山岸 秀匡選手。通称「BIG Hide」
2016年には、「Arnold Classic 212」で日本人として初優勝。またボディビル大会の最高峰「Mr. Olympia」には、日本人唯一8回連続出場、2015年には見事3位入賞。
日本人が見たことのない未開拓の土地を切り開く姿は、かつてメジャーリーグに挑戦した野球の野茂選手やイチロー選手のようです。
今回は、山岸選手についてご紹介していきます。
プロフィール
本名 | 山岸 秀匡(Hidetada Yamagishi) |
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職業 | 日本人初 IFBB pro ボディビルダー |
生年月日 | 1973年6月30日 |
出身 | 北海道 帯広市 |
身長 | 168cm |
体重 | 95kg -104kg |

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生い立ち
年少期から学生時代
山岸選手は小さいころより、野球、サッカー、体操、少林寺拳法などを行いました。
そして、ラグビーを始めたころ、当時58kgほどの体重でしたが、周りと比べて細いことを知り、大きくするため、地元のジムに通い、ウエイトトレーニングを始めました。
懸命にトレーニングを行い、高校を卒業するころには、10kgも体重を増やすことが出来ました。これを機に山岸選手はトレーニングにのめりこんでいきます。
大学は一浪し早稲田大学に進学し、フィットネスの知識を増やすためスポーツ栄養学を専攻にしました。2年生の時に、早稲田バーベルクラブに入部しています。
全日本学生ボディビル選手権では、2連覇を果たしています。
最初の公式試合からプロカード取得
山岸選手は25歳で1998年のJBBFジャパンナショナルズというコンテストに出場し、ミドル級で2位になりました。
その後3年の間に8つのコンテストに出場し、アスリートとしての経験値を高めていきました。
そして、ついに2001年IFBB Asia AmateurChanpionshipで見事トロフィーを獲得し、プロカードを取得しました。
この瞬間、日本人初となるIFBB proが誕生しました。
Mr. Olympia
2007年、IFBB Sacramento Pro Championshipsで3位に入賞すると、Mr. Olympiaの出場資格を得ました。
そして、日本人として初めてMr. Olympiaに出場するという偉業を達成したのです。
栄養
山岸選手は食事を厳密に管理し、たんぱく質、炭水化物、脂質量のバランスを適切に摂っています。山岸選手もまた、食事もトレーニングであり、身体を大きくする大切な要因だと語っています。
また水の摂取を大事にしており、1日6リットルを心掛けているようです。
食事内容
1食目 ベーグル1個 全卵5個 水
2食目 オートミール ホエイプロテイン
3食目 白米 ステーキ 水
4食目 白米 チキン 水
5食目 ホエイプロテイン
6食目 白米 魚 水
7食目 ホエイプロテイン
山岸選手からの学び
山岸選手はまだボディビルがアマチュアスポーツでプロ選手もいない日本で育ちながらも、世界で活躍するトップ ボディビルダーにまでなりました。
おそらく多くの方が山岸選手の道を否定したと思います。しかし、彼は、周りの批判を一切聞かず、自分が信じる道を突き進みました。
そして、Mr. Olympiaに出場した際に、「自分の道は間違っていない」と証明したのです。
ありきたりな言葉ですが、諦めなければ夢は叶うと、山岸選手は身をもって教えてくれました。
山岸選手語録
私は常に目標を意識しています。アドレナリンが出て、目標に向かって邁進します。
みんなどんな秘密があるの?と聞いてきますが、残念ながら秘密なんかありません。
私は常に「オール or ナッシング (やるか、やらないか)」の精神でやっています。そこに不可能というものはありません。例えさらに激しいトレーニングがあっても、毎日毎日一生懸命努力するだけです。

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