ミスターオリンピア2019 クラシックフィジークで見事優勝したクリス・バンステッド。
クラシック フィジークとは、簡単に説明すると
ボディビルとフィジークの要素を併せ持ったカテゴリー。
フィジークの要素、アウトライン、腹筋に加えて筋肉の大きさ、皮下脂肪の少なさ、筋肉の輪郭、
バランス、ポージングを含めトータルで審査されます。
最近では、フィジークが筋量の大きさを重視するようになり、サディク・ハンゾビックをはじめ、
クラシック フィジークに出場する選手が増えており盛り上がりを見せているカテゴリーのひとつです。
今回はクリスがどんな過去を送り、トレーニングや考え方をしているのかまとめましたので、是非ご覧ください。
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目次
プロフィール
本名 クリス・バンステッド(Chris Bumstead)
職業 IFBB プロボディビルダー
出身 カナダ
生年月日 1994年
身長 185.5cm
体重 93 – 102kg
主な戦績
2015 CBBF Canadian National Bodybuilding Championship Men’s Jr Division | 1位 |
2016 IFBB North American Bodybuilding Championships | 1位 |
2017 Mr. Olymipia | 2位 |
2018 Mr. Olymipia | 2位 |
2019 Mr. Olymipia | 1位 |
Mr. Olympia 優勝までの道のり
ボディビルへの出会い
子供の頃より、様々なスポーツをしていたクリスにとって、
ジムでトレーニングすることは自然な流れでした。
スポーツでいい結果を残すために始めたトレーニングから次第に、
ジムでトレーニングすることが目的になりました。
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クリスは当時のことを「ジムに恋した瞬間」と語っています。
もともと恵まれた体格だったクリスは、彼と競い合えるライバルがいませんでした。
しかし、そこにクリスの姉のボーイフレンド、イアン・バリエールの存在が彼を大きく変えます。
お互い刺激し合い、トレーニングを行う過程で、
イアンがクリスに大会に出て競技者にならないかと呼びかけたのです。
イアンは自分にとって大きなメンターの存在です。彼がステージに立つように背中を押してくれなければ、今の自分はいなかったでしょう。
クリスが初めてコンテストに出場した際に、「自分の居場所を見つけた」と語っています。
プロカード取得からMr. Olympia優勝まで
もともと体格が良く、筋量も多かったことから、プロカード取得後は、フィジークではなく、
クラシック フィジークを主な主戦場にしました。
少しニッチなカテゴリーとはいえ、簡単に優勝できるものではありませんでした。
Mr. Olympia で立ちはだかる大きな壁 ブレオン・アンズレイ(Breon Ansley) です。
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クラシック・フィジークを象徴するような体のバランス、腕の太さや背中の完成度が高く、
2017年、2018年にMr. Olympiaでは見事に優勝。
しかし、細いウエストとバキュームポーズを見せつけたクリスが2019年にMr. Olympiaで初優勝を達成しました。
まだ25歳という年齢から彼が作っていくクラシック フィジークがとても楽しみです。
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クリスの食事内容
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オンシーズン
他のボディビルダー同様、食事内容にはかなり詳細までこだわってメニューを決めています。
1日に6食に分けて食べます。
基本的には同じメニューですが、体調に合わせて若干の調整を行うこともあります。
ある程度のメニューを決めながら、自分の身体が何を欲しているのか繊細な注意を払うようにしている。劇的にメニューを変えるのではなく、少しずつ調整することによって身体を作っていく
オフシーズン
オフシーズンのクリスは、シーズン中に比べてカロリーを増やしていきます。
しかし、ピザやハンバーガーなども食べるダーティーバルクではなく、オフ中でもクリーンに食事メニューを決めています。
1日6-7食に分けながら食べ、1日6,000カロリーを目指します。
主に炭水化物であるチキンライスやジャガイモも食べることで、トレーニングへのエネルギーをため込みます。
食事メニュー
・食事1:卵白345g、全卵2個、オートミール230g
・食事2:チキン226g、ジャスミンライス230g、野菜
・食事3:白身魚226g、じゃがいも200g、野菜
・食事4:白身魚200g、ジャスミンライス460g
・食事5:プロテイン
・食事6:チキン226g、じゃがいも170g、ブロッコリー、アスパラガス
・食事7:卵白約500g、全卵3個、野菜
クリスからの学び
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クリスはトレーニングへの情熱が尽きることなく、真摯に向き合い身体を作っていきます。
かつての黄金期のボディビルのように、身体をできるだけ大きく、
筋肉をつけなければいけないというプレッシャーを感じるよりも、
身体全体のバランスを考え、ウエストを絞ることに注力しています。
私たちは彼から、目標を高く持ち、1日1日をしっかりトレーニングをすることで大きな目標を達成することが出来ると教えてくれています。

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